フェルデンクライス研究会 心をひらく体のレッスン
【プロフィール】

安井 武

1934年:京都生まれ

1958年:京都大学文学部仏文科卒
1961年:俳優座演劇研究所付属俳優養成所10 期 生/演出コース修了。
    その後の2年間はフリーの立場で演出家・舞台監督として活動。
1963年:劇団俳優座舞台部に所属。
1965年:第二次訪中新劇団(滝沢修団長)に加わり二ヶ月余中国各地を巡演。
1969年:劇団俳優座公演ノーマン・メイラー『鹿の園』で俳優座初演出。
1974-75年度:文化庁派遣在外研修員として一年間欧米へ。
1976-77年度テアトル・ド・ラ・マンドラゴールのパリ・セミナーに参加。
1985年 フェルデンクライス研究会(FCJ)を発足、精力的にフェルデンクライス・メ
    ソッドの講習会・ワークショップ等を始める。

     1977年の帰国以後、劇団俳優座文芸演出部に移籍、以後、主に海外戯曲の紹
     介と俳優術の基礎である身体論の研究に従事する。
     サム・シェパードの戯曲の最初の紹介者であり、またモーシェ・フェルデンク
     ライスの著書の翻訳出版を通じて、フェルデンクライス・メソッドの日本にお
     ける第一人者として活躍している。主宰する「フェルデンクライス研究会」は
     1985年に発足してから一貫して日本におけるフェルデンクライス・メソッドの
     研究普及のパイオニアとして活動している。
     また、1988年度から始まった劇団俳優座一般公募の新人教育に携わり、
     2007年度まで近代俳優術を脱却した新しい演技者の養成に従事。
     IFF認定フェルデンクライス・プラクティショナー

2008年12月10日 胃癌による余命1年の宣告を受けるが、癌との共生を探り代替療法
     を試行するかたわら、フェルデンクライス・メソッドの探求を続けている。


【主な演出作品】
  武田泰淳『ひかりごけ』(1962年新劇場公演・紀伊国屋ホール)
  大江健三郎『動物倉庫』(1963年新劇場公演・俳優座劇場)
  ノーマン・メイラー『鹿の園』(1969年俳優座定期公演・俳優座劇場)
  別役実作『そよそよ族の叛乱』(1971年俳優座公演・俳優座劇場)
  立松和平作/小松幹生脚色『遠雷』(1985年俳優座公演・俳優座劇場)
  サム・シェパード作・安井武訳『ザ・カントリー』
      =原題「飢えた階級の呪い」(1991年俳優座ラボ公演・劇団俳優座稽古場)
  鐘下辰男作『汚れっちまった悲しみに・・・』(1991年俳優座ラボ公演・劇団稽古場)
  サム・シェパード作・安井武訳『埋められた子供』(1992年俳優座ラボ公演・劇団稽古場)
  鐘下辰男作『去るものは日々に遠し』(1994年俳優座ラボ公演・俳優座劇場)
  山田太一作『黄金色の夕暮』(1998年俳優座公演・紀伊国屋サザンシアター)
  チェーホフ作・安井武訳『かもめ』(1999年俳優座公演・俳優座劇場)
  山田太一『離れて遠く2万キロ』(2000年俳優座公演・紀伊国屋ホール)
  杉本苑子作/八木柊一郎台本『阿修羅の妻』(2001年俳優座公演・俳優座劇場)
  永井愛作『僕の東京日記』(2001年俳優座稽古場公演) ほか
  山田太一作『しまいこんでいた歌』(2003年6月俳優座公演・紀伊国屋サザンシアター)
  チェーホフ作・安井武訳『三人姉妹』(2003年11月俳優座公演・俳優座劇場)
  モリエール作・鈴木力衛訳『タルチュフ』(2004年6月俳優座公演・俳優座劇場)
  ブレヒト・ワイル『三文オペラ』(2005年2月俳優座公演・紀伊国屋サザンシアター)

【訳書】
◆サム・シェパード戯曲集
 『埋められた子供』(1981年/新水社)
◆サム・シェパード戯曲集
 『フール・フォア・ラブ』(1990年/テアトロ社)
◆リッツ・ピスク
 『からだのレッスン』(1982年/新水社)
◆モーシェ・フェルデンクライス
 『フェルデンクライス身体訓練法』(1982年/大和書房)
◆モーシェ・フェルデンクライス
 『心をひらく体のレッスン』(1988年/新潮社)
◆モーシェ・フェルデンクライス
 『脳の迷路の冒険』(1991年/壮神社)

【ほかに】
◆斎藤茂太監修・安井武ほか共著
 『こころの技術』(1988年/日本実業出版社)
◆新潮カセット/安井武監修・指導
 『心をひらく体のレッスン』(1989年/新潮社)

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