フェルデンクライス研究会 心をひらく体のレッスン
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Tue, Feb 3, 2009 updated



このページの内容は2007年度以降更新されていません。
ここでお知らせしてきました最新の情報等は今後
ブログ・フェルデンクライス
に掲載いたします。
http://moshe.blog114.fc2.com/


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オンライン通信 2007年11月号

【ホームページのアドレス変更】
フェルデンクライス研究会のホームページのアドレスが変わりました。
http://feldenkrais.web.fc2.com/
今までのアドレスには引越通知が出ています。
変わったのはアドレスぐらいで、中身の方はまだ余り変わっておりませんが、全体のデザインを多少は統一感のあるものにしました。中身のほうも徐々に暇をみて、もう少し多彩なコンテンツを掲載していくつもりです。写真やビデオなども考えています。単に情報伝達だけではなく、楽しめるサイトになればと考えています。
何かご希望があれば遠慮なくご注文ください。
【ブログ開設】
最近、ブログを開きました。フェルデンクライス・メソッドだけに限らず、その時々の話題や思いつきや身辺雑記まがいのものを書きつづっていくつもりです。どうか、みなさんも自由に気ままにコメントを書いて下さるようお願いします。
http://moshe.blog114.fc2.com/
【レッスン会場のこと】
まず、今年の日曜コースはあと2回、11月11日と12月9日だけになりました。
日曜コースの会場が泉岳寺のTMAになったのは、1995年度の10月期からで、以来17年以上にわたってお世話になりました。
このTMAはオーナーの奥さんである小野寺さんのご厚意もあって、ずいぶん便宜をはかって頂いてきました。この期間は会場探しで苦労することはなく、ずいぶん楽をさせてもらいました。
しかし、先のお知らせにも書きましたが、ここは来年度からビルの都合もあって使えなくなり、いま会場探しに苦労しているところです。決まり次第お知らせ致しますが、いましばらくかかりそうです。もしかしたら、来年1,2,3月はお休みにするかも知れませんが、どうかご了承下さるようお願いします。
もし会場に使えそうな適当な施設をご存でしたら、是非とも紹介していただければうれしいです。
【声のレッスンノート】
昨年から今年にかけて声のレッスンにかなり入れ込んできました。俳優座でのアクターズ・ワークショップや京都ワークショップは、声のレッスンに焦点を当てたものでした。この20年間たずさわってきた俳優教育の現場では、さまざまな面から「声」の問題にアプローチしてきました。その結果、声のレッスンをフェルデンクライス・メソッドを応用して行うのがもっとも効果的だとますます確信するようになりました。
この間の体験を基に「フェルデンクライス・メソッドによる声のレッスンノート」の準備を始めています。これを完成するのがまずは当面の課題です。
【最後に】
今年もあとわずか、年賀状の売り出しが始まると、何となく気ぜわしくなります。今年の冬は寒いんでしょうか、どうなのでしょう。
どうか、お体には気をつけてください。
それでは、また近いうちに。
    
(オンライン通信はネット会員の方にはメールで、普通会員の方には郵便でお送り致します)


お知らせ

フェルデンクライス研究会は1985年以来20年以上にわたって活動を続けてきましたが、これもひとえに皆様のご支援のたまものと深く感謝しております。気がついたら私自身すでに古稀をすぎてしまいましたが、今後もエネルギーが続く限りさらに一層フェルデンクライス・メソッドの研究普及に力を注ぎたいと考えております。(2007年9月17日)
【今年度のレッスン・ワークショップの予定】
◎日曜コース(会場:東京都港区・泉岳寺TMAビル)
 9月23日 10月21日 11月11日 12月9日
 第1部 13時〜15時 第2部 15時15分〜17時15分
◎朝日カルチャーセンターのフェルデンクライス講座
 10月6日(土) 12月9日(土)18:30〜20:30
◎第35回京都ワークショップ/京都仁和寺御室会館大広間
 10月7日(日)〜 8日(休)合宿レッスン
*なお、日曜コースの会場TMAビルは本年末をもって使用出来なくなります。現在新しい会場を探しておりますが、まだ見つかっておりません。どなたか適当な会場を紹介していただければ嬉しいのですが、どうか宜しくお願い申しあげます。
*来年度からは日曜コース以外のレッスン・ワークショップ等も考えております。
【その他の予定】
◎レッスンCDの作成「声のレッスン」「目のレッスン」他
◎「心をひらく体のレッスン〜ATMレッスン集」(出版)
 初心者から上級者までを対象に多彩なレッスンを分かりやすく編集
◎「動きと声のレッスン」(書き下ろし)
 今夏アクターズワークショップで好評を得たレッスンを基に、一般の方にも役立つレッスン教本を書き下ろす予定
◎モーシェ・フェルデンクライス「この曖昧にして明瞭なるもの」の翻訳出版
(翻訳はすこしずつですが進行中です)
【年会費の廃止について】
本年9月から年会費制を廃止して入会金400円のみで運営することに致しました。この点について不明の点などありましたらお問い合わせ下さい。

      フェルデンクライス研究会(FCJ)主宰 安井 武


明けましておめでとうございます

 フェルデンクライス・メソッドと出会い、その方法論に取りつかれたのは1970年代後半の頃でした。ご存じの通り60年代から70年代へと、時代は変革を求める叛乱の機運が肥大化し、やがては急速に終焉へと向かってしまいました。その動きの中心的な担い手であった青春の情熱は、鬱積して自己へと内向し、自我の根拠である身体へと向かったのでした。そして身体の深部で精神と通底する回路を探し求め、イデオロギーによって衰弱した精神を再活性化しようとしました。その流れの中に身を置きながら、試行錯誤を重ねていた私にとって、それはそれで意味のある試みではありました。しかしその動きも、やがて「精神世界」という標題のもとに商業主義の餌食となり、80年前後にはどの書店にもその類のコーナーが主要な一角を占めるようになったことが示すように、当初ラジカルであった「ニューエイジ」の成果も、やがては真新しいファッションの一種として風化してしまった感がありました。
 日本におけるフェルデンクライス・メソッドは、普及し始めてまだ日が浅く、幸いにして風化するほどの段階ではありません。そもそもフェルデンクライスの根源は「学び方を学ぶ」という方法論にありますから、その原則を裏切らない限り風化する危険はないはずのメソッドです。「何が正しいかの答えは自分の中にある」「それを自分で発見するための方法を学ぶ」このような考えは、人間の持つ能力に対する無限の信頼が根底にあってこそ成り立つ思想にほかなりません。しかし私自身フェルデンクライスを指導し始めたばかりの80年代には、まだこのメソッドの本質を十分理解していたとは言えませんでした。数あるボディーワークの一つとして、ハウツーものの一種に近い感覚で取り組んでいた側面がありました。そのことに気付いたとき、初めてフェルデンクライスの奥深さに自覚的に取り組む興味と意欲が湧いたのでした。

 まだ私の探求は道半ばですが、今年は是非ともみなさんとの長年の約束を果たすべく、フェルデンクライス終生の大著「この明瞭にして曖昧なるもの」の翻訳に取り組むなかで、このメソッドの深淵を探りたいと思っています。(2007年元旦/安井記)


2005年を振り返って

 年末になるとひときわ時の流れを感じさせられますが、今年は殊のほかその速さを実感します。歳のせいもなくはないでしょうが、時代そのものの変化が余りにも激しいのです。この1年を思い返すと、数々の出来事・事件が走馬燈のように脳裏をよぎります。小学生の時に敗戦を迎えて以来60年になりますが、この1年ほど日本の将来にとって重大な変化が起こった年はなかったのではないかとすら感じられます。
もはや戦後ではないと言われ始めて30年以上経つでしょうか。しかし、この間に私たちはいったい何をしてきたのかと自問するとき、慄然とした思いにとらわれずにはいられません。最近の耐震疑惑とか幼児誘拐事件は言うに及ばす、その最たるものは小泉劇場かもしれません。大切なものが失われていくのを手をこまねいているしかないのでしょうか。
 戦後の焼け野原から高度経済成長を経て世界の先進国に登りつめるプロセスで「効率」こそが唯一至高の価値基準でした。それは今も続いています。邪魔ものは取り除き、臭いものには蓋をし、腐りやすいものは棄て去ってしまう。要するに「効率」を妨げるものは容赦なくゴミとして廃棄されてきました。そうして廃棄された粗大ゴミの最たるものは「夢」でした。そのことを最近ますます痛感せざるをえません。
個人が変わらなければ社会は変わらないというのは確かに正論です。しかし、個人が変われば社会も変わるのかと問い直すと、答えはさほど単純でないことが分かります。逆に個人が変わらないのに社会が変わることがあるから世界は恐ろしいのではないでしょうか。この1年を振り返ってみても、世界は破局に向かって突き進んでいる感すらあります。
 フェルデンクライス・メソッドに身体の健康法を求め、個人的幸福を追求することも、それはそれなりに有益なだと思いますが、このメソッドの標語「学び方を学ぶ」という言葉には、自己発見を通して行動様式を変革するという命題が含まれていると、私は頑なに信じています。フェルデンクライス・メソッドには、そのような形で個人と社会をつなぐ回路が内在していると考えているわけです。その可能性に賭ける営為がたとえバベルの塔だとしても、破滅を避けるにはその方向しかないように思います。(2005年12月/安井記)


レッスンテープのCD版第5集「京都ワークショップの記録」が完成しました(2005/12/01)
レッスンテープのCD版:第2集・第3集・第4集が完成しました。(2005/07/26)
レッスンテープのCD版を徐々に増やしていくつもりです。また新たに「声のレッスン」「目のレッスン」「腰痛肩こりからの解放」等を予定しています。


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