フェルデンクライス研究会 心をひらく体のレッスン
日録 2007年
過去の日録


2001年から続けてきましたこの日録もこのあたりで休息することにします。
これからは「ブログ・フェルデンクライス」が引き継ぎますので、
今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。(2008.03.20.安井武)


10月29日(月)BLOG事始め
急に思い立ってブログを始めました。
この日録を止めてしまうつもりはないので、たまにはこちらにも書くつもりです。しかし、ブログの手軽さに慣れてしまうと、いちいちホームページ作成プログラムを立ち上げてシコシコ入力編集する手間がまどろっこしくなってきます。いずれはブログに一本化してしまうことになるのかもしれません。
どうなるかは分かりませんが、しばらくは二本立てで行ってみます。


9月14日(金)安倍首相辞任の真相は?
安倍首相の突然の辞任は、どう考えても腑に落ちない。慶応病院に入院しての検査結果にしても、機能性胃腸傷害なんて病名は初めて聞くが、入院が必要なほどのものなのか。辞任前の何日かは確かに顔色も悪く、言語不明晰で、かなり憔悴しきっている様子だったのは事実だが、胃腸の機能障害程度のものだったら、過労からくるちょっとした体調不良でしかないのではないか。臨時国会での所信表明の翌日に突然辞任するにしては、余りにも不可解ではないか。そういうふうに考えていたが、やはり真相は別のところにあったらしい。明日発売の「週刊現代」が超弩級の安部スキャンダルを暴くことを知って急遽雲隠れしたのが真相らしい。何でも「相続税3億円脱税」だとか!! 
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070914_scandal/index.html
それにしてもわずか1日で総裁選の雪崩現象も異様としか言いようがない。政治とは所詮そんなものさ、と言ってしまえばそれまでだが・・・。


9月11日(火)ミンフー研究所
先週からさる中国医学系の研究所に通っている。東洋医学、分子生物学、物理学等に基づいた、セルフコントロールと自然治癒力を活性化する療法を受けている。一般にはまだ余り知られていないが、気功・経絡が土台になっているようだ。1年以上前に紹介されていたが、やっと時間の余裕が出来たというわけ。まだはっきりした変化は感じられないものの、何かが深いところで起こっているような、不思議な体感を味わっている。ただ一つ、歳のせいで若干落ちている聴力が気のせいか上がってきたらしい。テレビの音量をいつの間にか2・3目盛り下げている。


8月27日(月)久しぶりの日録
気がついたら3ヶ月ぶりになる。この間にはいろいろとあった。対他存在としての私にも、対自存在としての私にも、それなりに変化があった。
ちょっと脱線するが、今、安部首相の新内閣任命後の初の記者会見を観たばかりで思うのだが、先日の選挙で手痛い洗礼を受けたにも関わらず全く変化の兆しも感じられない。マイクを通じて語りかける言葉も、記者たちも向かって語っているという感じが全くない。テレビを観ている多くの国民に語りかけてるという感じも全くない。自分の脳内でただ自問自答しているだけとしか思えない発語、目の前にいる人たち、画面の映像とマイクの音声を通じて聞き入っている人たちの胸に全く響いてこない音声(言葉じゃない!)を発している人物は、ある種のロボットに、ある種の観念のロボットに見えてしまった。(ちょっと悪態をつきすぎたかもしれないが実感だ)
さて、まだ書くべきことは多いが、先週末に終わった2週間にわたるアクターズワークショップが無事終了してほっとしている。企画そのものは今年の年頭から抱いていたのだが、実際に実現に向かって努力を始めたのは5月も下旬になってからだった。全く初めてこの種の企画と運営に当たったので、見よう見まねで思いつくまま我流にどんどん進めてきて、幾度となく壁にぶつかり落ち込みそうになることも度々あったが、とにもかくにも前進あるのみの精神で突き進んできた。準備が中間発表の稽古期間と完全に重なったため、かなり消耗もしたが、一つのプロジェクトにこれほどのエネルギーを注入したのは久しぶりの体験と言える。
そのワークショップも先週金曜で終わり、日曜はFCJの日曜コースで丸一日、今日月曜は朝から夕方まで研究所20期生の後期レッスン初日だった。
この日録が中断したのは、中間発表の稽古が本格的に始まる直前だった。その後の稽古場での苦闘は、いろいろ楽しかったし、20期生たちの努力もそれなりに実を結んだと思う。長い道のりではあったが、結果は自画自賛に近くなるかもしれないが、かなり高い点数を入れることができる。快く本番を迎えることができた。


5月21日(月)研1レッスン
今日はATMレッスンのあと、10場面ばかりを読む。過去に取り上げた場面がかなり多い。なるべく新鮮なものを取り上げたいので、もう少しねばってみよう。

5月20日(日)自主公演「愛の活断層」
タイトルは何か思わせぶりである。やりたいことをやっているというエネルギーは感じた。時間が足りなかったせいもあって、内容的には物足りない。確かに一種の達成感はあるだろうと思う。が、それだけに満足をせず、何が足りなかったかを考えて次に進んでほしい。ハードルを低くして、それをクリアしたからと言って自慢にはならない。
目標はあくまでも高く、しかし、一歩一歩を着実に!

5月14日(月)研1のレッスン
場面集の候補はだいぶ集まった。午前は体のレッスンに費やし、午後に頸の緊張に関するフリートークと頸に関連するFIを行う。その後、4場面を読む。来週中に決まるかどうか。
2-3年は自主公演の稽古で熱くなっている。

5月13日(日)フェルデンクライス日曜コース
肩と首の解放にテーマを絞る。ハヌカの燭台から始め、久しぶりにアレクサンダー・ヤナイのATM集から2種取り上げる。

5月10日(木)「リビエールの夏の祭り」
初日を観る。非常に丁寧な演出であった。映画「かくも長き不在」の日本版と言ってもいいが、台本が舞台劇としてはやや弱いと感じた。

5月8日(火)「三文オペラ」新国演劇研修所第1回試演
丸々2年間を基礎訓練に使い、満を持しての試演会。演目がブレヒト「三文オペラ」と聞いたときには、いきなり難物を取り上げたものだと思った。舞台は結構活気があったが、結果は予想通り荷が重すぎた。お世辞抜きに素直な感想を書いておく。
表現が余りにも感情過多で、心情的に傾きすぎている。そのため作品の理知的な構造が消えてしまい、限りなく単なるメロドラマに近づいてしまった。勿論この作品にメロドラマチックな要素はあるのだが、あくまでもそれは反語的に採用された手法なのだ。
それから、研修所の目指す演技の方向性が今ひとつ分からなかった。殆どみんな大声で一方的に怒鳴り散らし、互いに相手役が見えていない。これではひと頃はやったアングラ演技とどこがちがうのかと首を傾げたくなる。それと、演技のテンションが高いわりに歌の音程は低すぎるのではないか。楽な高さで歌っているのでソングの存在感(プレザンス)が希薄になってしまった。
何人かいい資質を感じさせるメンバーがいるので次の試演に期待する。

5月7日(月)場面集の準備
研究生1年のレッスン。8時過ぎに家を出て10時前にTMAに着く。連休の間に中間発表でやりたい場面を探してくるのが宿題だったが、期待していた以上の数が集まった。しかし、今まで取り上げた場面が多く、もう一押しする必要がある。午前中はATMを中心に、午後はみなが選んできた場面を検討する。

5月6日(日)京都ワークショップ No.34
風邪は何とか治まる。昨日の朝9時過ぎの「のぞみ」で京都へ。御室会館で1泊2日のフェルデンクライス・京都ワークショップ。ティーチャーズコース京都の日程と重なったので、参加者はいつもよりやや少なめ。しかしその分、密度の濃いレッスンができたようにも思う。昨日はまるで夏のような陽気、今日は昨夜から降り続く強い雨。庭石を叩く雨音に耳をすませながらのフェルデンクライスは、また趣きと風情があり、心身共に癒される。

5月2日(水)名医先生
昨日はもらってきた薬を昼・夜と指定通りに飲み、仕事もほどほどに軽くワインを飲み早めの就寝。横になってプロ野球中継を観ながらうつらうつら。途中で起きだして体温を測るとすでに平熱近くに下がっていた。咳や喉の具合もかなり改善。
今朝は喉の具合もよく、咳は殆どなくてほぼ平常に戻る。改めて行きつけの開業医の先生は名医だと痛感する。毎年1度か2度は風邪をこじらせるのだが、その都度診察を受けると必ず2〜3日で平癒する。
今日は朝から夕方までずっとデスクワーク。体調はよく仕事は捗る。夜になって中日・巨人戦を観る。金刃に勝ちがつかなかったのは残念だが、去年の中日と入れ替わったみたいな逆転勝ち。

5月1日(火)風邪をひく
気候不順のせいか先週から体調が思わしくなかった。金曜の夜から咳に悩まされる。土曜は多少持ち直して一進一退。日曜は咳と痰に悩まされ、寝たり起きたりで何とかやり過ごす。売薬の風邪薬では全く効果なし。月曜も休日なので、やむを得ず休日指定の医療センターへ出かける。4階建ての外来棟に6階建ての入院棟。バスも乗り入れられる広々した敷地にハイテク電子機器で整備された近代的医療機関を絵に描いたような病院。
休日のせいで来院患者は少なく外来棟は1階のみ営業。待たされること10分余り。休日なのに内科だけで三つの診察室。若い担当医のデスクには富士通のパソコンとサブディスプレイ。余計な書類は一切無し。診察が始まるが担当医はさかんにキーボードを操りながら何やら一新に入力している。私への質問もディスプレイを見つめたまま。そしてポップアップメニューから何かを選択して、また次の質問をする。10分余りの診察時間中、一度も目を合わせることなし。
そして血液検査とレントゲン撮影。約1時間待つ。レントゲン写真をサブディスプレイに表示して何やら説明があったが、その担当医に対する信頼感は限りなく低くなっていたので、黙って薬の処方だけ貰って退散。午前中に出かけて約2時間半を費やす。
この日は薬を飲んでずっと安静にし、ワインも飲まずに早めに就寝。夜中に何度も咳と痰に悩まされて目が覚める。行きつけの開業医が開くのを待ちかねて診察を受ける。聴診器と触診だけで気管支に細菌が少し入っているという診断。この間2分程度。前日の医療センターでの体験を話すと、最近の若い医者は殆どそんなもので、その原因は教え方が良くないからだとのこと。
そういえば、何年か前のこと、別の医院で整形外科の診察を受けたことがある。手首の軽い捻挫だったと思う。その時も担当の医師は、患者の体に一度も手を触れなかった。指を開閉したり手首を曲げ伸ばしするよう指示するだけだった。実に奇妙だったので「先生は患者の体には手を触れない主義ですか?」と質問した。先生はムッとして「触らなくても分かります!」

4月26日(木)京都ワークショップ
第34回目の京都ワークショップが迫ってきた。思いつくままにいくつかのテーマを書き出し、準備を始める。
過去のレッスン記録を見てみると、初期の頃のプログラムはかなりハードな内容になっている。欲張りすぎている。貴重な時間を割いて合宿レッスンに参加してくださる方々のために、それに見合うお返しをしなくてはと考え、できるだけ多くのレッスンを提供しなくてはと心がけた結果、そういうことになってしまった。
しかし「量よりも質」が大事なわけで、個々のレッスンの中でどこまで体験を深めることができるかが大切なことなのだ。言葉ではいつも言っていたが、その言葉を裏切っていたことも多々あったような気がする。

4月25日(水)会議は踊る
研究所の新年度レッスンも第3週目を迎える。毎年新人たちと向き合うこの4月は、自分の気持ちをリセットする絶好の機会でもある。できるだけ真っ白の気持ちでリスタートすることを自らに課す。そこから何が見えてくるか、それが楽しみ。
新年度ゆえ先週から会議の連続。幹事会、企画委員会、役員会、演出部会、劇団総会と続く。今日の総会で一段落とはなった。

4月19日(木)「この曖昧にして明瞭なるもの」
今年こそはかねてからの約束を果たさねばならない。モーシェ・フェルデンクライスの主著「この曖昧にして明瞭なるもの」(THE ILUSIVE OBVIOUS)の翻訳。デスクに向かうと常に目の前にテキストが目に入るように配置して自らにプレッシャーをかけている。多少の効果はあるが、気がついたらすでに4月も終わりかけている。

4月16日(月)2週目のレッスン
あっという間に1週間が過ぎた。4月になったら少しは落ち着けるかと期待していたが、雑事に追われてばかり。今日は満員電車に揺られて泉岳寺へ。研究生1年のレッスン2週目。総勢17名。このところ毎年12名前後だったから、5名ほど多いだけなのに、やけに多くなったような気がする。フェルデンクライスと呼びかけレッスン。一人一人の差異が徐々に見えてきた。中間発表のテーマをそろそろ考えなくてはならない。

4月15日(日)日曜コース
TMAでフェルデンクライス講習会。前半は胸郭、後半は背骨をテーマにしてレッスンを構成する。かなり試行錯誤しながら展開する。終わって恒例の牛角歓談を小3時間。

4月9日(月)レッスン初め
今年度第1回目のレッスン、今期も月曜を担当する。初回のプログラムだけは毎年ほぼ同じ。午前中は体のレッスン、午後は他者紹介。今年の1年・第20期生は今までになく賑やかで明るい。ただ軽いだけなのかも知れないが、これからどう変わるかを楽しみとしよう。

4月7日(土)入所式
研究所新人たちの入学式。1生から3年生まで全員集合し、講師陣も列席して20年目がスタートした。

4月3日(火)新学期に向けて
研究所の審査会議・面接を終えて、やっとひと息つくが、来週からは新学期のスタートで、今週の土曜日は入所式。その準備に追われる。

4月2日(月)面接
修了公演を終えたばかりの研究生たちと一人当たり約15分ほどの面談をする。いつもとは異なり気が楽であった。17期生の4人はこれで準劇団員になる。早速劇団本公演に配役されるものもいる。18期生4人はすでに昇格が決まっている19期の5名と共に、あと1年の研究生期間を過ごす。一つの山を越えたにしても、先にはさらに高い峰がそびえている。それに向かって勇気ある挑戦をしてほしい。

4月1日(日)審査会議
いろいろ議論を重ねたが、結果は全員昇格することになった。まずはめでたし。過去、研2/3年が全員昇格したのは確か1度しかない。いつの間にか櫻が満開になっていることに気づく。

3月31日(土)千秋楽
昨年末から続けてきた作業が今日幕をおろした。「ザ・ダイニングルーム2007」の幕が下りた。何とか当初の目標に近づくことは出来たと思う。不満はいくつか残るが、完全ということはこういう仕事にはあり得ない。観た人たちには今までになくいいダイニングルームになったと言われる。そうだとすれば、優秀なメンバーに恵まれたということになる。明日は気が重い審査会議。

3月29日(木)初日
初日を無事にあける。今回は今までよりも高く課題を設定し、役を演じることに重点を移して稽古した。1年生の時はまず自分をいかに解放するかが課題になるから、どうしても役を自分に引きつけることになる。今回は役の中で自分を実現することを目指さねばならないから、内面とテクニックの融合が必要になる。
結果は十分とは言えないが、それなりの成果は上げたと思う。今までの「ザ・ダイニングルーム」とはひと味ちがったものになったのではないだろうか。

3月26日(月)稽古
通し稽古。調子はやや上向き。芝居のダメ出しとスタッフ打ち合わせ、仕込み舞台稽古の段取りの確認。泉岳寺での稽古は明日1日のみとなる。一気に上昇気流に乗って、と行きたいものだ。

3月25日(日)稽古
4時に稽古をとらねばならないので12時開始とする。通し稽古とダメ出しで4時少しこぼれる。研究生たちはラボの千秋楽バラシのために六本木へ駆けつける。
フィギュアスケートの決勝を観る。浅田真央もすごかったが、安藤美姫が一皮むけた感じで安定した滑りを見せた。トリノの安藤とは別人のようであった。自分を信じると、こうも変われるものかとしばし感動にひたる。

3月24日(土)
稽古は最終段階に入る。ディテールのチェックはほどほどに、全体の流れを見ることに重点を移す。

3月21日(水)通し稽古
しばらくぶりにやっと勢揃いしての通し稽古。照明の小松さん、衣裳の石川さん、新たにスタッフとして加わる演出研究生の仲村君も立ち会って久しぶりの通し稽古。この期におよんで微妙なコントロールについては目をつぶるとしても、変化球でかわすべきところを、ストレートで勝負に出たり、ずばっとインコースに攻め込むべきをアウトコースのカーブで逃げてみたりするのだけは厳しくチェックする。
それに、まずは人物の全体像をつかむべきところを、細部の分析にこだわって全体を見失うことが多々ある。表現においては、感性と理性のバランスが不可欠で、理性が感性を支配してしまっては生きた表現は生まれない。困難に遭遇したとき、状況や人物像を分析することで解答を得ようとすることがある。しかし、これが厄介な弊害を生む。そういう方法は生きた人間を切り刻んで殺してしまうことになるだけ。分析は絶対ではなく、幾何学の補助線のようなもので、方法の一部でしかない。木を見て森を見失うことは、誰しも陥りやすい罠ではある。

3月20日(火)稽古、そしてラボ公演
稽古は欠員1名、明日は全員揃う予定。出来る場面だけを一通りやる。最後の1週間、各自がどこまで自分の魅力を発揮できるかに賭ける。
稽古後、六本木へ。ラボ「地獄の神」を観る。サム・シェパードの作品自体、必ずしも成功作とは言い難いが、隠喩と象徴を散りばめ、歪んだ世界像を創出する手付きは、シェパード初期の不条理的劇世界に通じる。田中壮太郎の演出は誠実に作品世界に肉薄していた。「飢えた階級の呪い」から「埋められた子供」へと展開したシェパードの家族劇は近代劇への傾斜が著しく、初期の不条理性のほうが彼の本質ではないかと感じる。まだまだ戯曲を書いてほしいものだ。

3月19日(月)稽古場にインフルエンザ
稽古場がインフルエンザ・ヴィールスの襲撃に曝されている。今日1名が復帰したが、新たに1名のダウン。この期におよんで配役変更は不可能だし、欠員ができたら幕が明かない。今後新たな犠牲者が出たとしても、這ってでも舞台に立ってもらわねばならない。

3月18日(日)日曜コース
今回は経験者の参加が主だったので、レッスンは一つのテーマに基づいて展開した。身体各部のつながりに対する気づきを極めて小さな動きを通して捉えることから始める。身体の中に小さな波のような動きが生まれて、それが頭からつま先まで、つま先から頭まで伝わっていく。呼吸と動きの関係についての繊細な気づきを加えて、次第に全身のダイナミックな動きに展開していく。
終わって2時間余、牛角で有意義な歓談。自分自身にも新たに楽しみな課題ができた。

3月17日(土)
かなり空白が続いてしまった。この間に、研究所の新人募集試験があり第20期生が誕生し、中断していた稽古も再開。気がついたらもう初日まであとわずかとなってしまった。ラストスパートに向けて一気に盛り上げるのみなのだが、風邪でダウンするものがいたりして思惑通りにはいかない。いよいよ来週は勝負どころの1週間となる。

2月27日(火)稽古再開
久しぶりに「ダイニングルーム」の稽古場へ。随所に自主稽古の成果も垣間見え上昇気流にのり始めた気配だが、ゴールはまだ遠い。気がつくと初日まで一ヶ月を切った。今週末から再び募集試験のため5日間の中断もある。

2月26日(月)19期生との面談
今日は19期の研究生と個別に面談して審査結果を伝える。一人につき15分前後、さまざまにこの1年間を振り返って意見や助言をする。2年目に残るものとこれで去ることになったものとの悲喜こもごもの人生模様を目の当たりにして、毎年のことながら、この日を境に自分を取り巻く風景が変化することを実感する。
終わってみんなは泉岳寺のTMAへ集まるというので、仕事を片付けてからそちらに向かう。研2-3年の自主稽古はちょうど終わるところだった。10時過ぎまで19期生と4階の牛角で歓談。

2月25日(日)日曜コース
今月は1回目の1次試験があり、そして19期生の修了公演も終わり、昨日は彼らの審査を幹事会で行った。その結果を明日の午後に面接で伝達することになる。毎年のことだが、1年の締めくくりとしては最も辛い一日。
今日は2月の日曜コース。1月に引き続き、富山と山口から飛行機での上京参加者が2名、他に初めての参加者も迎える。10年以上前からの会員をはじめ、このところ毎回のように参加するメンバーも何人か。前半は主として入門的なレッスンを中心に、後半は多少とも応用的な要素の入ったレッスンを取り上げる。泉岳寺までの片道1時間の往路は、当日のレッスンの展開をシミュレートするのに最適な時間となる。特急ではなく、直通の快速にゆったりと坐って揺られながら、レッスンの構成・内容について様々にイメージ練習するのは楽しい時間だ。

2月23日(金)確定申告と19期生の打ち上げ
昨夜は明け方までかかって確定申告の書類を仕上げる。午後の早い時間に市役所まで提出に行く。2月に提出したのは多分初めてではないか。いつも早く早くと思いながら、結局ギリギリになっていた。
夜は7時頃からの打ち上げに出る。12名の若者たちが一同に会して盛り上がるのも今夜が最後かも知れないと思い、しみじみとする。あっという間に終電の時間になり、以前のように朝までとは行かないので引き上げる。勝田台の駅でタクシーを待つ間、寒さに震えた。やっと冬らしい気候が訪れたわけだ。寒いのが格別好きなわけではないが、寒さに身体がきりっと引き締まる感じは悪いものではない。

2月22日(木)19期生修了公演
昨日に引き続き「遺族達・雲の涯」を観る。どちらも若者にはかなり難しい作品だったようだが、みんな必死に食らいつこうとしていた。

2月19日(月)稽古と修了公演
新人募集の1回目の1次試験が終わり、稽古再開して1週間が過ぎたが、明後日から1年生の修了公演が始まる。2-3年生も手伝いのため劇場へ入る。そのため「ダイニングルーム」の稽古は今週はあと2日のみとなる。
今日は午後1時から一通りノンストップで通してみた。土日の休み明けだが、まずまずと言っていいか。これからの課題がかなり明らかになってきたことでよしとする。

2月11日(日)第1次試験A
新国の第1次と完全にぶつかってしまったので心配したが、まずまずの応募だった。定かではないが、聞くところによると、新国の応募者は昨年より大分少なかったとか。各種学校の入試を見ても、状況はかなり厳しいものがある。

2月6日(火)新人募集と稽古
研究所の新人募集試験第1次Aの締切日。当日消印有効だから、まだ全体の数字は未確定だが、試験の準備作業にかかる。受験者名簿の作成から各種書類・データの整理。1年間でもっとも忙しい時期にさしかかる。
稽古の方は、衣裳の石川さんを迎えて全場面を一通りやってから打ち合わせ。何度もやった演目なのでそれほど面倒ではないが、出演者のイメージと突き合わせながら、全50数役の衣裳の方向性を決める。この打ち合わせの中で、各人の役に対するイメージの食い違いが明らかになったりして、衣裳よりも作品へのアプローチの曖昧さが随所に見られた。病欠その他で稽古が中断したことも原因だが、もう少し作品と各人物に関する自由な論議を深める必要がある。

2月5日(月)稽古
今日の稽古は久しぶりに全員参加。ようやく態勢が整ったか。13時から全場面を一通りやってみた。かなりバラツキもあったが、各場および各自の課題が割合はっきり見えてきた。

1月28日(日)日曜コース
今年最初のフェルデンクライス講習会。新年早々の1月は例年余り参加者が多くなかったが、今年は結構盛況だった。当日朝の飛行機で富山や博多から駆けつけて、夜の便でとんぼ返りの人もあって、嬉しい限り。朝出かける前は風邪気味で、鼻がぐずって仕方なかったけど、レッスン中は治まっていた。気合いが入ると風邪も少しは遠慮するようだ。終わって牛角泉岳寺店で有志数名でしばしの歓談。明日は同じ場所で先週水曜日から中断していた稽古を再開する。

1月16日(火)メールトラブルその後
先にメールトラブル解決までの経緯は書いたが、その後の状況はどうかというと、スパムメールの量は全く変化なしだ。毎日数十通の迷惑メールを受信するという状況に変化はない。一体何のためのスパム対策なのだ!と文句を言いたくなる。
殆どの迷惑メールは自動的にスパムフォルダーに入るように設定しているが、偶にその防波堤を突破するのがあるかと思うと、時には大事なメールがスパムだと認定されている場合もあるから困る。この際アカウントを変えるという手もあるが、そうしたところで所詮時間の問題で元の木阿弥になるだろうと思うと、変更に伴う作業量を考えて踏ん切りがつかない。

1月15日(月)稽古
先週から研究生2-3年の修了公演の稽古スタート。演目はおなじみの「ザ・ダイニングルーム」になったことは昨年末の日録に確か書いた。今日から場面稽古に入る。1場から3場まで。今週中にとりあえず最後までたどり着ければと思うが判らない。焦らずにじっくり、今までとはまたひと味違ったものを目指したい。

1月13日(土)メールトラブルのこと
年末から新年にかけてメールトラブルに悩まされた。ひと言でいうと受信は出来るが送信ができないという症状に遭遇した。ここまで読んで“ああ、あれか・・・”と判定出来る人にとっては大したことではないだろうが、その原因が特定出来ない人、まだそういう事態に陥ったことのない人にとっては、役立つ情報かも知れないので書いておくことにする。
その日の朝まではいつも通りメールの送受信には何の異常もなかったのが、夜帰宅してメールの読み書きをすると、送信だけが全く出来なくなってしまった。ああでもないこうでもないと、各種設定をいじくったりして時間はどんどん経つ。緊急のメールだけは携帯で出したりしたが、何とかしなくてはとシステムを入れ替えもしたがラチがあかない。
プロバイダに電話で問い合わせると、最近地区毎にスパム対策として送信サーバーのポート変更を行っている。ポート指定を25番から587番に変更すればいいとのこと。「おいおい、なぜユーザーに知らせないで、そんな大事なことを無断でやるんだよ?」と散々毒づいたあと、指定の変更をする。ところがダメである。
再度電話で怒鳴り込むと、少し話の分かる御仁が出てきて、僕のアカウントはポートを変えてもダメで「当方で用意している送信用サーバーを指定してくれ。当社のホームページのどこそこのページに情報が出してあるのでそれを見てくれ」と来た。そんなこと、事前にユーザーに周知させる努力をするのが当然の義務ではないかと大いに噛みついてやろうと思ったけど、電話代とエネルギーの無駄遣いに思えてきて熱が冷めてしまった。そんなことで年末年始の何日か無駄な努力をさせられ、くたくたになってしまった。

1月11日(木)iPhone
今日はちょっとオタクな繰り言を書いておく。
アップルコンピュータがアップルに社名を変更して、いよいよ家電分野に本格的に乗り出すらしい。そしてiTVとiPhoneを出す。
前者のほうはまだそれほどではないが、iPodと携帯電話を合体させ、スマートフォンの機能を充実させたiPhoneは、今までの全ての携帯電話に飽き足らなかったものにとっては、長らく待ち望んでいたタイプがやっと現れるかと思うだけのインパクトがある。
早速、apple.comで少し詳しい情報を見てみた。まだ認可が下りてないので発売前だがほぼ全容が分かる。

Screen size   3.5 inches
Screen resolution  320 by 480 at 160 ppi
Input method   Multi-touch
Operating system   OS X
Storage   4GB or 8GB
GSM    Quad-band (MHz: 850, 900, 1800, 1900)
Wireless data Wi-Fi (802.11b/g) + EDGE + Bluetooth 2.0
Camera    2.0 megapixels
Battery
・Up to 5 hours
・Talk / Video / Browsing
・Up to 16 hours
・Audio playback
Dimensions 4.5 x 2.4 x 0.46 inches / 115 x 61 x 11.6mm
Weight 4.8 ounces / 135 grams

日本での発売は2008年以降になるらしいから、当分は指をくわえて待つしかないわけだ。日本で発売される頃には第2か第3世代になっているだろうから、待つ楽しみというのもなくはない。


1月5日(金)FCJ News Letter
FCJのニューズレターを発送するため午後団地内の郵便局へ行く。例年だと年末には売り切れている年賀状がまだたっぷりある様子。インクジェットも普通紙も10枚ずつに束ねて窓口の手前に、すぐ手に取れるように並べてある。年々発行枚数は減っているらしい。メールが普及したせいもあるだろうが、それだけではないだろう。

1月4日(木)
今年最初の仕事は研究生の修了公演。昨年末に準備を重ね演目を決めた。会場の都合でWキャストにはできないので決定までにはかなり難渋した。出来ることなら新しいものをと、いろいろ手分けして探してみたが、タイムアウト。何度目かになる「ザ・ダイニングルーム」に決める。研究生は男女各4名なので、この作品にとってはほぼ理想的な人数だ。今まで以上に結果よりもプロセスを大切にしたい。稽古スタートは来週火曜日。

1月3日(水
テレビで深夜映画などを観ているうちに夜が明ける。今年は外での仕事始めを少し遅くした。それまでにやっておかねばならない雑事がいくつか重なっている。
それはさておき、21世紀を迎えたのはつい昨日のことのように思えるがはや7年か。ますます軽薄な時代に突入しそうで虚しさを感じざるをえない。


1月1日(月)明けましておめでとうございます。
日録というスタイルで続けてきたが、独り言を書いて公表することにも飽ききてて、最近流行りのブログに乗り替えてみようかと思案しているうちに、年が明けてしまいました。ブログのプロバイダーをいくつか検討しましたが、いまいち踏ん切りがつかないままずるずると空白が続いた次第です。どこまで続くか分かりませんが、いましばらくこのまま続けてみるつもりです。
それでは、今年もどうかよろしくお願い申し上げます。
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